医局からの円満退局。医局外転職の成功と失敗事例

退局を考えている医師は多い

医局から医局外転職を考えている医師も大変多いと言います。
やはり医局は通常の病院と違って非常に特殊な世界ですし、「白い巨塔」にみられるような派閥も少なくありません。
また、医局にすべての人事権が与えられているため、不本意な人事命令が下ったとしてもそれに逆らえず、やりたい仕事ができないという不満を持つケースも。
さらに、医局では医師は”医局員”となりますので、医学や医療とは遠くかけ離れたような雑務をしなければならないということもあるでしょう。

そんな特殊な世界である医局を、その後のキャリアのことも考えて「円満退局」したいと考えている医師のために、その方法を伝授します。
方法として最も重要なこと、それは”自己都合”を強調すること。
医局側が原因の退局であったとしても、それを伝えてはいけません。
最悪の場合、ご自身のキャリアに傷がついてしまう恐れもあるので絶対に避けましょう。

また、”時間をかける”ということもとても大切です。
「来週辞めさせてください」というのはあまりに非常識ですし、円満退局とは大きくかけ離れています。
最初から時間がかかるつもりで説得に向かいましょう。

あくまでも喧嘩別れではなく、相手に納得してもらうということが大事です。

医局から退局する場合、しっかりと先を見越した転職計画を立てる事が重要

医局を辞めて、民間の病院での勤務をするにしても、大事なのはやはり医局の辞め方です。
医局人事という宿命から解放されたいという思いだけが先行して転職を急いでしまって医局を辞めた後に、その転職が失敗だったと思っても後の祭りです。

医局から退局したいと思っている医師の方に、医局の辞めるタイミングを見誤った医師のブログがありましたので参考になるかと思いますので以下にご紹介しておきます。
医師転職の指南書〜おっさん循環器内科医の転職失敗と医師人生の反省記