医局を辞める、つまり退局しようと考えている医師のみなさんはたくさんいらっしゃいます。
実は、医局を退局した後に上手くいく医師とそうでない医師がいるということをご存知ですか?
その違いが生まれる理由は”辞め方”にあります。
より踏み込んだ言い方をすると、【円満】に辞められるかどうかがカギです。
退局後の医師人生が上手くいかない辞め方(失敗事例)として、
・「キャリアアップを望んでいない」
・「教授というポストに魅力を感じない」
・「年収に不満がある」
というような、辞めたい理由をはっきり言ってしまうことが要因。
医局が持つネットワークによる根回しにより、ほぼ確実に将来に悪い影響を与えます。
とはいえ理由は必ず問われるものですから、「退局は個人的な理由」であるということを貫き通すようにしましょう。
また、医局は大学病院なので民間病院との結びつきが深いため、退局後民間病院に勤務を希望しているという医師の方は、特に”きれいな辞め方”を徹底するようにしてください。
さらに、退局を伝える時期についても、長期戦になることを覚悟して最短でも1年は見ておくとよいと言われています。
現在担当している患者の引継ぎなどがスムーズにできるよう、時間をかけることが重要です。